カンチレバーブレーキをミニVブレーキに換装

私が現在乗っている自転車はSURLYのCROSS-CHECKで、一応シクロクロスの分類に入る。 なので、購入時はカンチレバーブレーキ(CaneCreek SCX-5)を付けていた(当時はミニVはなかった)。

5年間はシューをSwiss stopに交換するなどして使用してきたが、

  • パワーロスが大きく、長い下り道などで手が疲れる(握力がなくなり下り道で休憩することも)
  • チドリまでのワイヤー長さと、左右のブレーキ間のワイヤー長さの2箇所を調整する必要があり、難しい。
  • 特にフロントでブレーキ時にビビる(ガタつく)ため、スムーズに止まれない。 (当初はフロントフォークの剛性不足かと思ったが、今回の交換で良くなったので、 おそらくチドリでワイヤーを引く構造による剛性不足と考えられる)

という問題に悩まされてきた。

一応フォローしておくと、制動力自体には不安はなかった(握力が続く限りは)。

ところが、シマノがミニVブレーキを発売した、というのを遅ればせながら知った。

ネットではCROSS-CHECKへの取り付け例は見つけられたものの、 自分のブレーキレバー(5700系105)で引けるかどうかは調べきれなかったが、交換を決意。

早速Amazonで、105グレードのBR-R573とブレーキケーブルセットを購入して交換した。

交換作業は上記のページで詳しく解説されているので割愛。 交換後は下の写真(リア)のようになり、タイヤとのクリアランスは十分。 付属品の90度のバナナではワイヤーが横に出すぎたため、自在バナナに変更。

交換後、荒川CRと都内の一般道を40kmほど試走してみた。 その結果、

  • ブレーキレバーを軽く握れるようになった。
  • 制動力も強すぎることはなく、コントローラブル(シューは付属のシマノ製)。
  • ブレーキング時のビビリ、ガタつきがなくなり、スムーズに止まれるようになった。
  • ワイヤーの引きしろが少ないので、リムとシューの間のクリアランス調整はシビア。
  • だが、調整箇所が1箇所になったため調整作業の難易度はむしろ少し下がった。

と、概ね交換した目的を果たせた。

唯一のデメリットとしては、ホイール(リム)に振れが生じるとすぐにシューと接触してしまうこと。 ロングライドではニップル回しも持っていったほうが良さそうだ。