2021年10月02日 SR600 上毛三山

2週連続となるSR600、今度はAJ群馬の上毛三山に挑戦。

前日の金曜日に台風が近くを通過し、台風一過で3日とも快晴、二度上峠や野反湖では絶景を拝めた。

雨に降られずにSR600を終えたのは、6回目のSR600で初めて。

区間 地点 距離(km) クローズ時刻 到着時刻
スタート(PC1) JR高崎駅 0.0 - 10/02 04:00
PC2 伊香保温泉 石階段 25.5 - 10/02 05:44
PC3 JR安中駅 61.9 - 10/02 07:35
PC4 上信電鉄 下仁田駅 84.2 - 10/02 08:43
PC5 妙義山 中之嶽神社 97.9 - 10/02 09:42
PC6 二度上峠 駐車場 151.5 - 10/02 13:12
PC7 道の駅 草津運動茶屋公園 184.5 - 10/02 15:14
PC8 野反湖自然保養林 石碑 208.0 - 10/02 16.57
PC9 四万川ダム 赤沢橋 261.0 - 10/03 03:44
PC10 ロックハート城 駐車場 297.3 - 10/03 06:05
PC11 こんろく峠 看板 360.4 - 10/03 10:47
PC12 赤城神社 419.5 - 10/03 14:39
PC13 赤城河童大明神 436.8 - 10/03 15:43
PC14 草木橋 476.1 - 10/03 18:19
PC15 梅田大橋 500.1 - 10/04 04:27
PC16 いせさき市民のもり公園 530.0 - 10/04 06:00
PC17 大山祇神社 576.3 - 10/04 09:04
フィニッシュ(PC18) JR高崎駅 608.5 - 10/04 10:24

1日目 (Start - 258km)

フルフレックスタイム制とリモートワークを活かして、今回は3日目の月曜日に有給休暇を取得せず、ゴール後にそのままホテルでリモートワークする計画。

なので前泊と後泊は同じホテルを予約した。

予定通り3時に起床し、仕事道具の入ったリュックサックをホテルのフロントに預けて、高崎駅西口のローソンへ。

4時にレシートを取得して、高崎駅をスタート。

緩い登りの高崎市街地を抜けたあとは斜度が増して最初の登りへ。

うどん屋のならぶ水沢を抜けて、伊香保温泉へと登る。

まずはPC1の階段へ。

そのまま榛名山を登りきり、榛名湖を横目に通過。

頂上での気温は13℃だったので、ダウンヒル前にベストを着込んでから、安中方面へ一気に下る。

安中駅の少し手前、61km地点のコンビニで最初の補給してから、PCの安中駅に到着。

その後は細かいアップダウンの丘陵地帯を抜けて、下仁田駅へ。

天気は快晴で、30℃まで上がるという予報通り、気温はどんどん上昇してきたので、ベストを脱いでから妙義山へ。

R18を横切ったあと、109km地点のセブンイレブンで2回目の休憩・補給。

この後は1日目のメイン、二度上峠へ。

山の中を舗装の良い2車線道路を淡々と登る。

交通量は多くはないものの、他のSR600のように誰も居ない、というわけではない。サイクリストともすれ違った。

1時間半、淡々と登り続けてついに二度上峠の頂上へ到着。

見晴台からは浅間山を望む絶景。

二度上峠からは北軽井沢へ一気にダウンヒルし、国道146号との交差点(161km地点)で、100m弱離れたローソンへ寄って3回目の休憩。

交通量の多い国道146号をそのまま下り、吾妻線を越えて草津への登りをそのまま登坂開始。

斜度がキツく、草津温泉や渋峠へ向かう交通量も多いため、登りでは神経を使いつつ、頂上付近にあるPCの道の駅に到着。

前回の休憩から20kmちょっとしか経っていないので、自販機でドリンクだけ補給して、六合方面へ。

六合の集落を抜けてからは斜度がキツくなるものの、やはり先にあるキャンプ場へ向かう自動車など、ある程度の交通量があるので、あまりふらつかないようにしつつ、標高1500mまで登りきった。

二度上峠に続き、野反湖も絶景。

昼間は30℃あった気温も、日が暮れて気温も11℃まで下がってきたので、ベストに加えてアームカバーも装着してから折り返し。

暮坂峠に入る頃にはすっかり暗くなり、そのまま四万温泉方面へ抜けた。

19時20分に伊藤園ホテル四万に到着。

最後の補給から100kmを経過していて、カロリーの補給が急務だったのだが、 ホテル内の土産物屋や近くの売店がすでに閉店しており、またホテル内にはパンやカップ麺などの自販機がなかったため、ジュースなどを大量に買ってなんとか凌いだ。

コインランドリーがないことは事前に調べていたので、低い気温でも乾きやすそうなウェアだけを手洗いしてから就寝。

人間、カロリーが足りないと眠気を感じにくくなる(起きて食べ物を探せ、という意味か)のか、疲れている割にはなかなか寝付けなかった。

2日目 (258km - 478km)

なんとか3時間程度は睡眠が取れたので、ホテルを3時に出発。

まずは四万川ダムをちょっとだけ登ってすぐ近くにあるPCへ。

その後は中之条町市街へ、一気にダウンヒル。

気温10℃での高速ダウンヒルのため、体が一気に冷えてしまった。

25km程度走行後、コースから100m少し離れた最寄りのセブンイレブンで昨晩からのカロリーを補給。

レインウェアもフル装備して防寒して再出発。

中之条市街を抜けて少し登るとPCのロックハート城。

沼田へ下ると、久しぶりの都市部走行。

脇のコンビニにはどこかへ仲間との待ち合わせをしているであろうサイクリストも複数。

上越線に沿って北上し、水上の温泉街を抜け、湯檜曽手前の最後(325km地点)のYショップで休憩。

休憩中、6人ほどのサイクリストグループが同じ方向へ登っていくのを見送った。

十分休憩した後、このコースでの最高標高である坤六峠への登りをスタート。

野反湖の手前もそうだったが、このコース、結構山の奥の方にも集落がある。

そういったことを思いながら登っていると、奈良俣ダムの堤体を望むポイントで、記念撮影をしている先程のサイクリストグループを追い抜いた。

その後すぐ、先程のグループが私を追い抜いていき、そのまま奈良俣ダムへ向かう道に曲がっていった。

工事による片側交互通行で適度に脚を休めながら、坤六峠まで登り続ける。

標高1500mを越えたあたりから、少しずつ紅葉が見られるように。2日目も天気は快晴。

標高1620mの坤六峠についに到着。

坤六峠からは片品村までダウンヒル。

385km地点の片品村のセブンイレブンで久しぶりの休憩。

赤城根橋が通行止めなので、薗原ダムの堤体の上を通る道路を使って迂回。

標高1620mの坤六峠から標高500m程度まで一気に下った後、ふたたび標高1440m程度の赤城山に向かってヒルクライム。

例によって交通量がある程度あり、気をつけながら登る。

このコースは大きな登りが多く、なかなか消耗が大きい。

登りきって大沼まで下り、PCの赤城神社へ。

最初は間違って駐車場に入ってしまい、PCになっている石柱を探して5分ほど探し回ってしまった。

湖畔にあるレストランで、今回初めてコンビニ以外で食事。

サービスでホットコーヒーも頂いた。

朝から12時間走行してきていてそろそろカフェインを入れて集中しよう、これからダウンヒルで体が冷えそう、というタイミングだったので非常にありがたかった。

赤城山からの下りは安全運転の自動車が前にいたので、その自動車の後ろについて35km/h程度で下った。

からっ風街道に入ってすぐPC。

からっ風街道は結構アップダウンがあることは一昨年のアタック老越路や去年の勝手に金精峠で知っていたので、ギアを細かく調整しながら進み、 大間々方面へ向かう途中で赤城カントリークラブのすぐ横を通る道を通って国道122号へ。

昨日の反省を踏まえ、ホテル手前の最後のコンビニ(道の駅くろほね・やまびこ横、461km地点)で夕食分の補給のほか、明日の朝食分としてカロリーメイトを4本購入しておいた。

再出発後には日が沈んで暗くなり、PCの草木橋に到着。

草木橋からは宿のサンレイク草木まではすぐ。

18時30分に到着。

ホテルのレストランが19時30分ラストオーダーとのことなので、風呂に入って洗濯機にウェアを投入した後、先ほどコンビニで補給したにもかかわらず、ソースカツ丼を補給。

食べれるときに食べるのが補給の基本。

洗濯物を回収したらすぐに就寝した。

3日目 (478km - Finish)

2時30分に起床して、3時に出発。

すぐに林道三境線に入り、あまり良くない路面、真っ暗な中での登りを淡々と。

三境隧道はピークを少し越えたところにあった。

慎重に下って少しずつ民家も見え始めると、PCの梅田大橋に到着。

アタック老越路などで何回か来たことがあるが、暗い時間帯に来るのは初めて。

この後はSR600とは思えない、普通の市街地走行。

関東平野の中を突っ切っていたら、だんだんと夜明けに。今日もいい天気になりそう。

日が出てきたころ、PCに到着するも、目的の看板を見つけるのに非常に手間取ってしまった(2往復して見つからず、他の参加者の写真から推定した)。

月曜日朝の通勤ラッシュに巻き込まれながら、利根川を越えて藤岡を過ぎると、再び山岳地帯に。

このコースでは珍しい、交通量がほぼゼロで両側1車線の細い舗装路を進むと、最後のPCの大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)に到着。

電波が圏外だったのでツイートすることはできず、そのまま最後の下りへ。

途中、「アダルト保育園」なる面白スポットがあるらしいのだが、前日に走った参加者が既にネタにしていたのでスルーして、ゴールに直行。

10時24分にゴールに到着。時間は54時間24分。

ゴール後

ホテルに預けておいた荷物を受け取り、チェックインできる14時までロビーで仕事を開始。

14時になったら即チェックインして部屋に入り、シャワーを浴びてから再び仕事。

3日目の走行距離や獲得標高があまり大きくないため、あまり体に疲労が溜まっておらず、眠気を感じることもなく普通に仕事ができた。

うまくフレックスタイム制とリモートワークを使えば、有給休暇を使わずにSR600を走れる、ということも検証できた。