2022年09月10日 SR600 京都

9本目のSR600は京都。

事前の天気予報では3日間とも雨がぱらつく予報だったが、いざ出走してみると1日目は曇りで2日目以降は晴れ、と去年の上毛三山以来のレインウェアを着ないで終わった。

暑さに加えて長袖インナーウェアを忘れてしまったせいで日焼けでダメージを負ってしまったが、景色を楽しみながら54時間52分で完走。

区間 地点 距離(km) クローズ時刻 到着時刻
スタート 京都府京都市 京都タワー 0.0 - 09/10 06:00
PC2 スプリングス日吉 44.1 - 09/10 08:21
PC3 民有林道郷路線記念碑 122.2 - 09/10 13:00
PC4 城崎温泉駅 162.0 - 09/10 15:04
PC5 七竜峠ロードパーク 開通の碑 186.1 - 09/10 16:24
PC6 丹後縦貫林道太鼓山線 211.2 - 09/10 17:56
PC7 丹後半島絶景ビュースポット 230.9 - 09/10 19:31
PC8 エンゼルライン看板 334.7 - 09/11 09:34
PC9 広域基幹林道若狭幹線展望台 350.3 - 09/11 10:38
PC10 道の駅 三方五湖 370.4 - 09/11 12:12
PC11 おにゅう峠 409.9 - 09/11 15:21
PC12 百井地域周辺マップ 463.4 - 09/11 18:41
PC13 金勝山ハイキングコース案内図 508.5 - 09/12 06:13
PC14 西山春日神社 544.0 - 09/12 08:22
PC15 大神宮社 559.8 - 09/12 09:35
PC16 金胎寺 580.7 - 09/12 11:25
フィニッシュ 京都府京都市 京都タワー 611.1 09/12 18:00 09/12 12:52

1日目 (スタート - 276km地点)

前日の金曜日は仕事を調整して昼間にこだまで京都駅すぐ近くのホテルに移動して宿泊。

当日は京都駅改札外のコインロッカーに荷物を預けてから、6時丁度に京都タワーの写真を撮影してスタート。

京見峠への入口から一気に斜度が上がって市街地を脱出。

中心部では少し青空も覗いていたが、峠を越えてからは低い雲が広がり、日差しが遮られて走りやすい気温に。

京見峠以降はあまりアップダウンもなく、まずは最初のPCに到着。

その後、61km地点のコンビニで休憩し、ついでにパワーメーターの電池が切れたので交換。

綾部市街を通過し、福知山市内の99km地点からまたしばらくコンビニがなくなるので再度休憩。

しばらくして兵庫県に入り、林道郷路線に入る。

標高500mくらいに雲がかかっていて、雨は降っていないものの路面は濡れていた。

しばらく林道を走ってPCに到着。

林道を下って国道・県道を通って豊岡方面へ。

豊岡市中心部の少し手前の148km地点のミニストップで一度休憩を挟んだのち、日本縦断のときの同じルートで城崎温泉へ。

その後もしばらく日本縦断とまったく同じルートを通って久美浜湖へ。

夕日ヶ浦温泉の交差点で一旦日本縦断のルートと別れ、直進して七竜峠へ。

その後、日本縦断のルートに合流し、日本海を見ながらアップダウンをこなす。

日本縦断でも利用した間人(たいざ)のヤマザキショップを最後に宮津までしばらくコンビニがなくなるので休憩。

この日は中秋の名月なのだが、空には雲が広がっていて見ることが期待できなかったので、レジ横にあった月見大福を食べて代用。

PCの看板を撮影したら、1日目のメインの丹後縦貫林道へ。

登り始めると一気に暗くなってきて、シカやサルに注意しながら淡々と走る。

ピーク付近にちょうど自販機があったので、ドリンクを補給。

一旦下ったのち、再び少し登ったところでPCに到着。

「絶景ビューポイント」とあるが、真っ暗なので何も見えず。

林道なので当然街灯もなく、真っ暗な道をヘッドライト2灯とヘルメットライトを使って下る。

海沿いまで下りて少しすると、日本縦断のときは通らなかった天橋立の中を通る。

宮津市街地を抜けたあと、海沿いには進まず山に入るので何回か登って西舞鶴のアパホテルに21時30分に到着。

ホテル近くに中華料理店があったので、エビチリ定食を注文して翌日に備えた。

2日目 (276km地点 - 491km地点)

2日目は6時にスタート。

まずは普通に国道27号を東に進み、福井県高浜町に入る。

案内看板に高浜原発や大飯原発の文字を見つつ、小浜市中心部の手前まで国道27号をそのまま進み、トンネル手前で脇道に通ってから小浜市の中心部へ入り、この日最初の休憩。

本来のルートである国道162号の橋が通行止めになっているため、少し迂回してエンゼルラインへ向かう。

まだ朝ということで脚も残っており、淡々とエンゼルラインを登る。

この日は昨日に比べて雲が少なく、まだ朝は早いが気温は急上昇。

長袖インナーを忘れたため、腕に日焼けダメージが入る。

エンゼルラインを登りきって終点のPCに到着。

快晴の青空とはいかなかったが、頂上では良い景色を楽しめた。

エンゼルラインを折り返して、このコースのメインである、広域期間林道 若狭幹線に入る。

最初は落石や木の枝がゴロゴロしているだけの普通の林道だったが、しばらく登ると未舗装路が出現。

ぬかるんでいて乗ったままでは無理な区間も。

後輪が時折空回りするのでバランスを保つためにかなり脚を使いながら登ったが、展望台のあるPC付近では雲も少なくなってきて絶景に。

PCの看板を撮影するのに少し戸惑った(林道側から看板の裏側は見えていたのだが、撮影ポイントへの入口がわからなかった)が、無事に撮影。

PCのあともアップダウンと未舗装路は続く。

だんだんと柔らかい路面が増えてきて、フロントタイヤが地面に突き刺さるために押し歩きせざるを得ない区間も。

未舗装路区間が終わって舗装路になっても油断は禁物で、おそらく今年7月の豪雨で崩れたであろう箇所が何箇所も。

ここは四輪は通行できなさそう。

舗装路の部分が土砂崩れで埋まったので、左側に無理やり通れる部分を作ったところも。

ひーひー言いながらも楽しみつつ林道をクリアし、次のPCの道の駅三方五湖へ。

この道の駅にレストランはなかったが、売店で弁当などを売っていたので、特産物らしいうなぎの弁当とうめドリンクで補給。

その後、小浜市中心部方面へ折返し、おにゅう峠への登りに入る。

強い日差しを浴びつつ、途中には集落が2つ程度あるだけの登道をひたすら淡々と進む。

1時間半ほどかけて頂上に到着。

ドリンクが尽きかけていたので、自販機があれば止まるつもりで下っていたが、いくつか集落はあったものの自販機はないまま滋賀県を通過し京都府に。

これが京都府京都市の風景というから驚き。

京都府に入って少し走ってキャンプ場を過ぎたところで、久しぶりの自販機を発見。ありがたい。

その後も京都市内とは思えない細い峠道を走る。

路面がかなり濡れていたので、この付近では雨が降っていたのかもしれない。

トンネルが要望されているところもあるようだ。

有名な百井の分かれに付いた頃にはだいぶ辺りも暗くなってきた。

百井の分かれの直後は20%を超える坂で、迷わず押し歩きした。

激坂をクリアしたあとは、グネグネした道を走ることになるので、ヘルメットライトを再び装着して進行方向を照らしながらPCに到着。

一気に下ったのち少し登って滋賀県に入ってまた下る。

476km地点で久しぶりのコンビニ休憩を挟んだ後、琵琶湖大橋を渡る。

その後、コースすぐ横にある守山アートホテルに20時過ぎに到着。

近くに回転寿司があったので、2日目の夕食は寿司にした。

3日目 (491km地点 - フィニッシュ)

3日目は午前5時にスタート。

コースすぐ横にはJRAの栗東トレーニングセンター。

雲が少なくなって朝方は少し気温が下がっていたので、金勝寺への登りは走りやすい気温。

500m近く登ってPCの駐車場に到着。

よくよく張り紙を見てみると、8時から駐車場が使えないとのこと。あと2時間遅かったらPCの写真が撮れなかったかもしれない。

振り返ると、琵琶湖や守山市街が一望。

ゆるいアップダウンをこなして、526km地点のセブンイレブンで休憩。

3日目のコースはコンビニが少ないので、しっかり補給。

その後はゴルフ場の横を通りつつ、通勤に向かっているだろう自動車と何台かすれ違いながら、狭い山道を進む。

緩い坂道を登って三重県に入る。

三重県に入ったあと、一気に下ったのちに登り返してPCの西山春日神社に。

この近くに自販機があったのでドリンクも補給。

日が昇り始めて直射日光が容赦なく照りつけてくるが、三国越林道では周囲の木々のおかげで比較的涼しかった。

林道を抜けたところでPCに到着。

和束町まで下って、最後の登りの前にしっかり休憩。

最後の金胎寺への登りは、最初の犬打峠までの区間が12〜13%程度あるキツい坂で、峠からの尾根道は8%程度。

驚いたことに頂上付近には茶畑があって、ちょうど収穫作業をしていた。宇治茶として売られるのだろうか。

PCの看板に到着し、最後の登りもクリア。

でもこれで終わらないのがこのコースで、最後の最後まで気を抜けない。

金胎寺からの下りは12%を超える下り坂で、路面はボロボロのコンクリート舗装、落石や枝がゴロゴロしている上に、苔が生えていて濡れている、というもの。

下の写真は入口で、まだ写真を撮影する余裕があったところ。

ほぼフルブレーキに近い状態を維持しつつ、慎重に慎重に下った。

無事に脱出できたあとは、宇治を通って京都市内のゴールへ。

最後、597km地点の宇治橋西詰交差点は工事によって交差点が変わっているようで、交差点を直進すると柵があるが、歩行者・自転車用の迂回路が迂回路が左側にあった。

時刻は正午で日が高くなった上に市街地に入ったことで日差しを遮るものがなくなり、暑さに参りながらも京都市街地の東端部を北上。

電光掲示板に「35℃」と表示されていたが、何とか最後まで集中を切らさず京都タワーに12時52分に到着し、54時間52分でゴール。

ゴール後は、コインロッカーに預けていた荷物を回収して、予め調べておいた京都駅の八条口のほうにあるネットカフェに。

シャワーを浴びて、フリードリンクでたっぷり水分を補給しつつ、時間が来たらちょっと外に出てウェブ会議。

ウェブ会議終了後にネットカフェを出て京都駅に行き、マックで食事をしてから新幹線こだまで東京までゆっくりと仕事をしながら帰宅。

東京駅到着は19時頃で、帰宅ラッシュに巻き込まれてしまうので、東京駅で輪行解除して帰宅した。