2020年03月20日 BRM320近畿600 京都→熊本 あんたがたどこさ

オダックス近畿のブルベに初参加。

京都から熊本へのワンウェイ600kmに参加。

天気は快晴で素晴らしかったものの、ほぼ全区間を強烈な向かい風が吹き、朝6℃で昼27℃という気温差にも苦しめられた。

「難易度:上級」との表記は偽りなし。

区間 地点 距離(km) クローズ時刻 到着時刻
スタート 京都府南丹市 園部駅 0.0 - 3/20 05:30
PC1 ローソン 本竜野店 104.0 3/20 12:26 3/20 10:23
PC2 セブンイレブン 赤磐穂崎店 167.7 3/20 16:42 3/20 13:41
PC3 セブンイレブン 福山東町店 240.3 3/20 21:30 3/20 17:42
PC4 ファミリーマート 瀬戸田店 292.6 3/21 01:02 3/20 20:25
PC5 ローソン 松山小栗店 379.4 3/21 06:46 3/21 01:16
PC6 ローソン 長浜晴海店 416.9 3/21 08:38 3/21 05:56
PC7 ローソン 伊方町三崎店 470.1 3/21 12:20 3/21 08:27
通過チェック ローソン 南阿蘇白水店 580.6 - 3/21 17:14
フィニッシュ ローソン 肥後大津駅南店 601.6 3/21 21:30 3/21 18:15

スタート前

前日に有給休暇を取って新幹線で東京から京都へ移動。

コロナウイルスの影響で、のぞみの自由席にはかなり余裕があり、最後列座席を確保できた。

京都駅からは山陰本線に乗って園部駅まで行き、園部駅前のビジネスホテルに宿泊。

今回はよく眠れた。

スタート - PC1

本来は6時スタートを予定していたが、4:30に起床して朝食を取ったら思ったよりも早く準備できたので、スタート地点へ。

ぱぱっと受付が完了し、5時30分にスタート。

朝の気温は8℃。

今回は春秋用長袖ジャージ + ウィンドブレーカーという服装で、想定気温は10℃〜20℃。少し肌寒かったが、走っているうちに緩和された。

出発後まずは兵庫県に入り、しばらくすると東経135度のモニュメントがあったので記念撮影。

PC1まで100km以上あるので、途中60km地点でコンビニで小休止。

ついでにフロントのブレーキが片当たり気味だったので、バネを調整して再出発。

向かい風の中をちょくちょくアップダウンを繰り返し、PC1に到着。

後から思うと、この区間は一番向かい風がマシだった・・・。

PC1 - PC2

PC1を出発すると、段々と向かい風が強烈に。

無心で150W維持してPC2に到着。

Twitterを見てみると、参加者がみんな「向かい風が〜」とつぶやいていた。

また、地元のランドヌールが待機してくれていて、差し入れを頂く。

さすがのチョイスで、美味しかった上に、補給食としても食べやすく、とてもありがたかった。

PC2 - PC3

PC2を出ると、岡山の郊外をひたすら西へ、向かい風に逆らって進む。

備中国分寺の付近は観光客が結構集まっていた。

周囲には他に高い建物がないので、五重塔はよく目立っていた。

向かい風が強烈で速度が出ないものの、信号も少なく、グロスの平均速度としては20km/hオーバー。 ただし脚は休む間がなく、猛烈に削られた。

向かい風さえなければとても良い道だった、向かい風さえなければ。

広島県に入って少しして、PC3に到着。

PC3 - PC4

PC3を出発すると日没を迎えた。

周辺が暗くなった頃にしまなみ海道に突入。

しまなみ海道の橋への接続部は曲がりくねっていて街灯がないので、少し速度を抑えつつ走行。

夜のしまなみ海道は景色も何もあったものではなかった。

なお、地元の人の自転車が無灯火で走っている(しかも並走)ので、ビックリしたことが複数回あった。

何度か橋を渡って、瀬古田のPC4に到着。

外の駐車場脇にテーブルがあったので、2名の参加者と談笑しつつ、あったかい食事を摂った。

PC4 - PC5

夜も更けて気温もだいぶ下がってきて、10℃程度に。

ただ、夜になっても相変わらず向かい風のままだが、少し風速は弱まり、結果として速度は2km/h程度上昇。

まずは広島県から愛媛県に。

そのまま真っ暗なしまなみ海道を島から島へ渡り、最後に四国へ上陸。

途中で同じ5時30分スタートの参加者に追いついたのだが、その方は明らかに眠気でふらふら運転をしていたので、コンビニに誘って一緒に休憩。

その方には一旦仮眠をオススメしておいて、自分は先に再出発。

気温は8℃程度まで下がってきた中、深夜1時過ぎに松山市のPC5に到着。

PC5 - PC6

今回のコースは以下の理由で仮眠場所の選定が難しかった。

  • 335km地点で四国上陸後、今治の市街地までは5kmほどコースを外れる必要がある
  • その後380kmの松山市内までに夜遅くまでやっているホテルやお店(カラオケやインターネットカフェ)がない
  • PC5のクローズ時刻が6:16(5:00スタートの場合)で、寝過ごすとアウト

悩んだ末、コースから2.5km外れているものの、PC5の後にインターネットカフェ(シャワー付き)で仮眠を取ることに。

今回、初めてシャワーを借りてみたが、ホテルのようにアメニティグッズが付いてきて、シャワーを浴びるだけでなく歯を磨くこともできてとても良かった。

さっぱりした後、2時間半近く睡眠し、滞在時間3時間弱で午前4時15分に再出発。

出るときにも見てみたが、駐輪場に他の参加者の自転車はなく、このインターネットカフェを利用したのは私だけだったもよう。

松山市を抜けて三崎港方面へ、伊予灘を見ながら進む。

途中、下灘駅を過ぎたところで内子線の始発電車が松山方面へ向かうのを見たが、乗客は0人だった。

松山市を出た時は気温8℃程度だったが、明け方になるにつれて気温は6℃まで低下、歯をカタカタならしながら長浜のPC6に到着。

Twitterでふぃりっぷさんやなるさん、生郎さんといった実力者がまだ後ろにいることを知っていたのだが、 店内に入ると、店員のおばちゃんから「遅かったね」と言われビックリ。

ということは、徹夜で走った人が結構いた、ということなんだろう、とその時は思ったが、 後日出たリザルトを見ると私は10番目の到着で、私の後ろには40人以上いた。

やっぱり。

PC6 - PC7 - 三崎港

八幡浜から佐田岬半島メロディーラインに入り、繰り返すアップダウンをこなす。

フェリーの出港時刻は毎時30分なので、9時30分発のフェリーを目指し、少し頑張って走ったところ、予想よりだいぶ早く、8時25分に三崎港の手前のPC7に到着。

さすがに8時30分には間に合わないので、イートインコーナーでゆっくり休憩してから三崎港に行ったところ、タッチの差で自転車の積み込み台数(5台)に入れず、輪行袋で手荷物扱いで渡ることに。

同じフェリーに乗り合わせた参加者7人で談笑しながら乗船し、いざ九州へ。

佐賀関 - FIN

佐賀関港に到着し、フェリーから下船。

輪行を解除して再度出発。

と思ったら後輪の固定が弱く、走行中にずれたので、一旦停止して締め直し。

佐賀関から大分市内に入るまでの20km程度だけが、今回の600kmで唯一の追い風区間。

追い風だとなんてラクなんだ・・・、と思っていたのもつかの間、豊後大野市に入る頃にはまた強烈な向かい風に。

加えて気温もガンガン上昇し、ついに27℃に。

春秋用ジャージでは完全に対応できない気温の中の登坂、暑さでヘバる。

ブルベ中に初めて吐き気を催すほど自律神経をやられた。

一旦道端で休憩して金のメイタンでカフェインを補給した後、なんとか道の駅あさじまで辿り着いてソフトクリームで体を冷却。

ソフトクリームを食べたらケロッと体調が回復。

阿蘇山までの24km、1000mアップのダラダラ登りをゆっくり登る。

基本は3%〜4%の斜度だが、たまに15%ほどの短い激坂区間。

同じフェリーに乗った女性参加者に、軽快なリズムで抜き去られた。

なんとか登りきった後は、外輪山の中をダウンヒル。

この日は霞が少なく、山頂までよく見えた。

そのまま下って通過チェックへ。

私は以前このコンビニを利用したことがあったので迷わなかったのだが、他の参加者はコンビニだと気づかなかった人も多数いた模様。

通過チェックの後は幹線道路をひたすら熊本市内方面へ下り、18時15分にフィニッシュのコンビニに到着。

完走時間は36時間45分。

FIN - ゴール受付

無事レシートを受け取ったけど、ゴール受付まで20kmを気を抜かずに走ろう、と気合を入れなおして再出発。

すると、ヒルクライムで抜かされた女性参加者(ダウンヒルで私が抜いていた)がフィニッシュのコンビニをスルーして先に行ってしまう。

大声で叫んだものの、片道2車線の広い道路の反対側にいたので届かず。

自分より登りが速い人に追いつけるのか、と思ったが、ここが踏ん張り時、と信号が変わった直後に最大出力で追いかけた。

幸い1km弱のところで気づいたようで停車していたので「フィニッシュ過ぎましたよ」と伝え、戻っていく彼女を見届けから自分はゴール受付へ。

ちょっと狭い道だったが信号も少なく走りやすい道を通って熊本の市街地へ入り、ゴール受付のホテルへ到着。

ブルベカードを渡して無事完走。