2017年04月29日〜05月05日 東京→名古屋→岐阜→能登半島→金沢→米原

2017年のGWは適当に天気の良さそうな方向に走った結果、岐阜の山中から能登半島を回るコースになった。

日付 出発地 到着地 走行距離(km) 走行時間 最高速度(km/h) 平均速度(km/h) 主な経路 景勝地
2017年4月29日 東京 清水 185.62 8:33:11 64.0 21.7 R1 箱根峠
2017年4月30日 清水 岡崎 167.15 7:12:45 58.4 23.2 R150, R1 大崩海岸
2017年5月1日 岡崎 郡上白鳥 140.96 5:43:23 78.9 24.6 R1, R41, R156
2017年5月2日 郡上白鳥 氷見 149.25 6:39:49 64.8 22.4 R156, R304, R160 白川郷、五箇山
2017年5月3日 氷見 珠洲 121.52 5:24:45 54.8 22.5 R160, R249 能登島
2017年5月4日 珠洲 金沢 189.23 7:52:36 59.7 24.0 R249 金剛崎、禄剛崎
2017年5月5日 金沢 米原 172.52 7:21:48 65.7 23.4 R8, R365 栃ノ木峠

1日目

当日の予報にて、「関東内陸部は午後に急な雷雨」とのことだったので、とりあえず進行方向を西にした。 小田原側から箱根峠を登るのは初めてだったが、なんとか登り切った。

箱根峠を超えた後、沼津市内と由比付近でゲリラ豪雨に遭う。 1回目は沼津市の市街地だったので、本格的に降りだしてからすぐにトヨタのディーラーの屋根の下に避難できたが、 2回目は由比付近の何もない場所を走っていた時に降り出していたため、雨宿りする前に思いっきり濡れてしまった。 雷雨はどちらも10分程度待てば収まった。

この日は清水(静岡市清水区)にて宿泊。

2日目

この日もどこまで走るのかは決めていなかったが、せっかく清水に来たので、まずは三保の松原に寄ってみた。 これで日本三大松原をすべて走破。

その後、海沿いの国道150号を経て、大崩海岸を走った。

ただ、この日の風は、西の風、風速8m/s程度で、ずっと向かい風。アップダウンや距離の割にすごく疲れた。

渥美半島の伊良湖岬初のフェリーに間に合えば、そのまま西へ行こうかとも考えていた。 フェリーの最終は17時40分発。乗船手続きの時間を含めると17時15分頃には到着していたい。 しかし浜松市に着いた時点で14時30分。 残り約50kmを強烈な向かい風に逆らって3時間弱で走り切るにはギリギリのタイミング、 しかも周辺の宿泊施設に空きがないため、間に合わなかった時に途方に暮れる。

色々逡巡した結果、フェリーに乗るのは諦め、岐阜方面に向かうことにした。 空き部屋があったのが岡崎のビジネスホテルだったので、この日は岡崎まで走った。

3日目

さて、岐阜方面に走ろうと決めたものの、下呂温泉→高山と国道41号を走るか、郡上八幡→白川郷と国道156号を走るかは決めずに岡崎をスタート。 とりあえず美濃加茂方面まで走ってみて、良さそうな宿が郡上白鳥で見つかったため、国道156号ルートに決定。

国道41号から国道156号に抜ける途中、雷雨に振られる。 周囲は田んぼが広がるため、全方向から蛙の大合唱を浴びながら走った。

国道156号の道の駅美並にて、生ういろうなるものを発見。 よく名古屋土産として売られているういろうと違い、寒天で固められているため、手に持って食べやすく、自転車乗りの補給食には良いのではないか。

この宿泊した旅館、浅野屋料理旅館は中庭に鯉が泳いでおり、とても風情のあるいい宿だった。 当然料理も山菜の天ぷらなど堪能させていただいた。

4日目

郡上白鳥から国道156号を北上。まずは分水嶺公園がある蛭ヶ野峠へ。湧き水が日本海側と太平洋側に分かれていく様子がわかりやすい。

旧荘川村付近で、特別天然記念物のニホンカモシカに遭遇(写真中央)。堂々と国道沿いまできていた。

その後、白川郷や五箇山で合掌造りの家を鑑賞。

道の駅で会話したトラックの運転手さんから、「富山方面に行くならイチコロよりもサンロクヨンがオススメ。登るけど」と言われたので、五箇山を過ぎたところから国道304号に入って標高を300m上げた。頑張って登った甲斐があって、展望台からは砺波平野がよく見えた。

この日は氷見市に宿が見つかったので、氷見市に宿泊。

5日目

5月3日は大型連休後半最初の日だけあり、どこを探しても宿がなかった。最悪野宿 or 徹夜で走ることを覚悟で能登半島回りに出発。 ところが和倉温泉〜能登島〜穴水と景色を楽しみながら走っていたら、右膝に痛みが。 膝の関節というよりは筋が痛い。力を入れなくても動かすと痛いので、左足だけで漕ぐのも痛い。もちろん歩けない。

最後の市街地となる珠洲市の中心部まで頑張って走り、道の駅すずなり(旧珠洲駅)で休憩しながら、 ダメ元で宿泊施設に今日泊まれるか片っ端から電話をかけた。

楽天トラベルやじゃらんなどに載っているホテル、旅館は案の定満室。 ところがGoogleマップ先生に「本業は魚屋」という民宿を発見。電話したところ「空いてますよ」との返事が。助かった。

偶然にも同じ宿に、金沢から時計回りで能登半島を走っていた人も同様にたどり着き、夕食しながらだべった。 本業は魚屋、というだけあって、夕食、朝食は美味しい海産物を腹いっぱい食べることができた。 膝が痛い、と言ったら女将さんにモーラステープも頂いてしまった。感謝。

6日目

珠洲からは能登半島を回って金沢まで180kmちょっと。金沢まで行けば宿には困ることはない、ということでこの日も宿を決めないまま出発。 まずは金剛崎。

続いて禄剛崎。

Moto G5 Plusのパノラマ機能で撮影してみたが、いまいち画角がせまい。

さて、先端部には到達したので輪島方面を回ったが、ここも風光明媚なところが多かった。 まずは大谷川で行われていた鯉のぼりフェスティバル。屋台で串焼きと焼きそばを買って昼食にした。

その後もゴジラ岩など面白い場所が続いたが、やはり白米千枚田は絶景だった。 ただし自動車は道の駅の前後1kmに渡って渋滞していた。

金沢市内に入って、最悪インターネットカフェでもあるだろう、と思っていたが、たまたまキャンセルが出たのかアパホテルに当日限定プランがあった。 素泊まり18000円という値段にびっくりしたが、意を決して泊まることにした。

7日目

翌日は西日本全域に降雨予報が出ており、女将さんにもらった湿布でごまかしていた膝も限界なので、この日を最後にしようと決定。 とりあえず180km先の米原を目指すことに。

金沢から福井県の海岸側は以前走ったことがあるので、今回は国道8号をメインに走った。 武生を過ぎたところで、そのまま国道8号を進んで敦賀を経由するルートにするか、地図を見るからに険しそうな国道365号を通るかを迷い、 頑張って峠超えの国道365号ルートに。

今庄駅のD51

最高点、栃ノ木峠(535m)。

そこから木之本まで一気に下り、琵琶湖沿岸へ。

最後にマックでコーヒーを飲んでカフェインをドーピング。一気に疲れや膝の痛みが消えた。カフェインすごい。 カフェインの効果が切れる前に米原駅に到着。

手早く輪行袋に入れて、新幹線で帰宅した。