Ride with GPSのLive Log機能の使い方
キャノンボールやブルベなどのチャレンジ中、見ている人や家族に「いまどこにいるの?」を伝えたいときがあるが、Ride with GPSにもLive Logという課金機能があって現在地と走行予定ルートを共有できる。
Google MapsやGarmin LiveTrackと競合する機能なのだが、Ride with GPSならではのメリットもあるのでご紹介。
使い方
残念ながらこの機能を使うことができるのは何らかの課金プランに加入している人のみ。
基本的な使い方としては、スマートフォンにRide with GPSのアプリをインストールして、
アプリ起動 > 記録 > ライドを開始 > ツール > 共有する > Live Log 有効化
とすること自分の位置情報を公開できる。
公開する範囲は 設定を行う > これを見ることができる人? で以下から選択できる。
- 公開 - 誰でも閲覧可能
- 友達のみ - Ride with GPSで友達になっている人のみ閲覧可能
- プライベート - 自分のみ(同じアカウントを共有している家族から見ることを想定している模様)
公開時のURLは常に固定で「https://ridewithgps.com/users/(ユーザID)/live_log」の形になる。
詳しい公式の説明はこちら。 Live Logging – Ride with GPS Help Center
走行予定ルートの表示方法
位置情報とともに走行予定ルートも一緒に表示することができ、
- 「記録」「ライドを開始」としてから画面右上の虫眼鏡アイコンから「ライブラリーから経路を選択」
- 「ライブラリー」からルートを選択後、「ナビ開始」をしてから「ツール」「共有する」で「Live Log 有効化」
のどちらかの方法で以下のように走行予定ルートと現在位置の情報を表示できる。

BRM124での実験例
このとき、通過済みの部分は青く、今後の予定ルートは赤く表示される。
スマホのバッテリー消費量とデータ通信量
スマホのアプリを起動するので、バッテリー消費がどの程度増えるのかはブルベをやる上では重要になる。
そこで(条件があまり揃ってはいないものの)2パターンで実証してみた。
- メインスマホ(iPhone 16 Pro)でRide with GPSアプリを起動し、写真撮影やXへのポストなど、単純にいつもの使い方にLive Logをプラスした場合
- 古いスマホ(AQUOS Sense 4)に日本通信の1GBプラン(月額290円)のデータ通信専用SIMを入れ、Ride with GPS専用にしてみた場合
どちらも200kmのブルベで使用し、ゴールまで概ね11時間起動した。
結果は下表。
| パターン | 機種 | ゴール時間 | バッテリー残量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| メインスマホで共用 | iPhone 16 Pro | 11:06 | 27% | 写真撮影・SNS利用あり |
| 専用スマホ | AQUOS Sense 4 | 11:10 | 67% | SIMは日本通信 |
まとめると、スマホ1台で共用する場合は200km程度がギリギリだが、専用にもう1台スマホを持ち歩く場合は400kmも大丈夫そうだ、という結論になった。
また、通信量については写真の共有をせず位置情報のみの共有を行った場合、30MB程度であったので、日本通信の1GBプランでも余裕だった。
他のサービスと比較したときのメリットとデメリット
同様の機能はGoogle MapsやGarmin LiveTrackもあるのだが、それらと比較したときのメリット・デメリットを紹介する。
URLが毎回固定
Google MapsはURLが毎回異なるものが発行されるが、Ride with GPSはURLが固定。
なので予め家族にURLを伝えてブックマークしてもらったり、SNSのプロフィール欄に固定で貼っておく、といった使い方が可能
Googleアカウント名と異なる名前を使える
Googleアカウントに本名を登録している一方で、SNSでは異なるハンドルネームを使っている人は多いと思う。
Ride with GPSのLive Logで表示されるのはRide with GPSのアカウント名なので、「Google Mapsだと本名が見えてしまって嫌だ」「ハンドルネームのほうが有名になってしまった」という人でも気軽に使うことができる。
24時間制限がない
Google Mapsでは一般公開したURLはプライバシーのため24時間で無効になる仕様になっているが、Ride with GPSではその制限がない。
24時間ギリギリになるキャノンボールでゴール直前に期限切れになってしまってやきもきすることや、複数日に及ぶライドの途中で再度位置情報共有用のリンクを作成し直す手間がない。
走行予定のルートを表示できる
Garmin LiveTrackはこの機能を持っているが、Google Mapsで共有できるのは点としての位置情報のみで、今後の計画はわからない。
走行予定のルートを表示することで(自転車に詳しくないであろう)家族の人が見た場合に視覚的にわかりやすくなるほか、応援や迎撃もやりやすくなる。
プライバシーゾーンの自動除外
Ride with GPSでは自宅など公開したくない場所をプライバシーゾーンを設定でき、この範囲からスタートした、またはゴールした場合はその部分が(全体の設定に関わらず)プライベートのままになるのは安心。
プライバシーゾーンの設定はRide with GPS | Bike Route Planner and Cycling Navigation Appから。
スマホ単体で動作
Garmin LiveTrackと比較すると、サイクルコンピュータとBluetoothで接続して動作するGarmin LiveTrackに対し、Ride with GPSはスマホ単体で動作するため、 サイクルコンピュータのバッテリーを節約できる点がメリット。
パワーデータが非公表
私の知らない世界なのだが、ガチレースの人はStravaでもパワーメータの情報を隠しているらしく、パワーカーブなどを推定されてしまうとレース展開が不利になるらしい。
Garmin LiveTrackだとパワーデータも公開されてしまうのだが、Ride with GPSはパワーデータは公表されないので、普段レースをやる人が何らかのチャレンジを行うときはRide with GPSのほうが都合がいいかもしれない。
デメリット
一方で、
- Google Mapsよりもバッテリーは消費する
- スマホを2台持ちにする場合は持っていくものが増える
- 何よりRide with GPSに課金が必要
という点はデメリットとして考えられる。
細かい点だとデフォルトで距離がマイル単位になっているのも気になるが。
(閲覧者側が設定 > メートル単位を選択することで変更可能)
結論
私のように
- Ride with GPSの他の機能(POIを入れる)ために課金している人
- 古いスマホが余っている人
なら、追加費用はデータ通信専用SIMのみになるので、Live Log機能を使ってみてはいかがだろうか。
日本通信以外にpovoなどをうまく使えばもっと安く運用できそう。