2022年04月30日 RM429 東京2700 日本縦断(Ride Across Japan)

それまでの自身最長距離を大きく更新する2700km。2年前にエントリーしたときからずっと目標に走ってきたこのブルベについに出走。

ツールを自作することを含む準備を入念に行ってきた成果が出て、想定以上に計画通りに走行でき、203時間47分(8日11時間47分)にて完走。

区間 地点 距離(km) クローズ時刻 到着時刻
スタート 鹿児島県鹿児島市 ローソン桜島フェリーターミナル店 0.0 - 04/30 06:00
通過チェック 佐多岬公園観光案内所 94.4 - 04/30 10:27
通過チェック JR青島駅 255.6 - 04/30 18:26
通過チェック JR下灘駅 478.1 - 05/01 11:52
PC1 ファミリーマート福山鞆町店 648.8 05/03 11:52 05/02 06:02
通過チェック 道の駅みつ 811.9 - 05/02 14:41
通過チェック JR城崎温泉駅 940.5 - 05/03 05:31
通過チェック 伊根湾めぐりのりば 1013.1 - 05/03 09:25
通過チェック ローソン越前海岸店 1192.7 - 05/03 18:42
PC2 ローソン富山北新町店 1360.5 05/07 01:19 05/04 09:45
通過チェック セブンイレブン秋田大潟店 1904.6 - 05/05 18:39
PC3 ファミリーマート青森石江江渡店 2080.1 05/10 15:36 05/06 12:49
通過チェック ファミリーマートキラリス函館店 2080.1 - 05/06 18:24
通過チェック ローソン室蘭東町二丁目店 2265.1 - 05/07 11:39
通過チェック 旧新十津川駅 2448.2 - 05/08 05:17
フィニッシュ 北海道稚内市 宗谷岬 2712.7 05/13 18:00 05/08 17:47

前日まで

4月28日に休暇を取って、破損リスクのある飛行機輪行を避けて新幹線で7時間かけて鹿児島へ。

本来は翌日29日に出走する予定だったのだが、大雨の予報。

GWなのでホテルの予約が取れるか分からなかったのだが、小松以外で予約が取れたので、急遽1日後ろ倒しに変更。

29日は日豊本線、吉都線、肥薩線を乗りつぶしして過ごした。

1日目 桜島-日向(340km)

鹿児島中央駅すぐ横のホテルを5時前に出発し、まずはスタート地点に向かうためフェリー乗り場へ。

同じホテルからもう一人参加者がいたので同行。

船にはもう3人ほど参加者が集まり、桜島に渡ってスタート地点のコンビニへ。

6時ちょうどのレシートを受け取り、スタート手続きを実施してから、ついに2700kmの旅がスタート。

まずは最南端佐多岬へ向かって南下。

昨日の大雨とは打って変わって快晴で、桜島もよく見えた。

しばらく追い風に乗ってスイスイと南下し、一旦根占でコンビニ休憩を挟み、最後は少しアップダウンをこなして佐多岬に到着。

折り返して再びアップダウンをこなした後は、根占から肝属方面へ行き、肝属グリーンロードを走る。

ただし風はほとんど向かい風。

180km地点の志布志のすき家まではコンビニのない区間ではあるが、自販機は点在しており、適宜ドリンクを補給。

同時スタートのピストでの参加者に追いついたので、しばらく喋りながら同行し、やっと2つ目の県、宮崎県に入る。

一旦ピストの人とはお別れし、油津から太平洋岸に出る。夕方になって日が傾いてきた日南海岸を走る。

鬼の洗濯板のすぐ横をトンネルで通過して、2つ目の通過チェック、青島駅に到着。

宮崎市内を通過してしばらくは国道10号を北上し、高鍋からは海岸に近い脇道に入る。

ただ街灯もない真っ暗な道をしばらく進み、都農の先でふたたび国道10号に合流。

22時30分にSR600阿蘇でも利用したHOTEL AZに宿泊。

2日目 日向-松永(290km)

臼杵-八幡浜のフェリーは11時35分発に乗ることとし、臼杵までは100kmなので6時前にホテルを出発。

しばらくは休日早朝の交通量の少ない国道10号を北上し、延岡を越えて大分県入り。

重岡駅を過ぎたところで国道10号から逸れて山間の集落を抜ける道を進む。

楯ヶ城トンネルまでの登りは意外とキツかった。

ほぼ予定通り11時前に臼杵港に到着。

待っている間にうどんを食べたり補給用のお菓子を購入。

乗船後は2等客室でほとんど寝て過ごして体力を回復させているうちに船は八幡浜に到着。

夕やけこやけラインでは追い風が吹いてくれたので、すいすいと進んで通過チェックの下灘駅に到着。大変な混雑で撮影が大変だった。

松山市内では渋滞にハマリつつも、全体的には追い風に乗って順調に今年3回目のしまなみ海道に。

ちょうど夕日が沈む時間帯。

風向きが北よりに変わり、ほぼ向かい風になる中、島々を渡って広島県に入る。

尾道大橋で本州に上陸した後、1月の姫路600kmで下見しておいた松永の快活CLUBに23時前に到着。

シャワーと洗濯をして仮眠。

3日目 松永-豊岡(300km)

5時ごろに出発。

店内も肌寒かったのだが、外は更に寒く、Garmin Edgeが示す温度はまさかの5.9℃。

防寒としてレインウェアも着込む。

福山まではまっすぐ行かず、鞆の浦を経由する、これも今年3回目のルートで、常夜灯も今年3回目。

最初のPCであるファミリーマートには6時過ぎに到着。

姫路600で予習済みのルートを通って岡山県に入る。

笠岡飛行場付近はちょっとだけ姫路600とは違うルートで、滑走路を横断するルート。

その後も倉敷市に入るまでは概ね姫路600と同じルート。倉敷市に入った後は美観地区へ。

その後千両街道に合流し、姫路600とだいたい同じルートを通って東進。

兵庫県に入った所で雨がポツポツと降り始め、赤穂駅前を通るときに少し強くなってきたので、様子見を兼ねてすき家で補給。

幸い、雨は強まることなく止んだのでリスタートして、おなじみの通過チェック、道の駅みつに到着。

ここで再びピストの人と再開し、姫路市内に入るまでの少しだけ同行。

渋滞する姫路市街地を抜けた後は、進路を北向きに変更。

福崎付近でまとまった雨に降られたため、ドラッグストアの軒下に停めてレインウェアを着ていると、虹が見えた。

新野では水車がカタカタと回っていた。

市川と播但線に沿って緩やかに登り続ける。

日が沈む直前に標高321mの生野北峠を越える。

弱い向かい風のため下り道ながらあまりスピードは出ないが、淡々と進む。

竹田駅手前から工事中のため迂回の必要があったが、迂回路の国道にはコンビニがあってむしろ助かった。

真っ暗になった川沿いの道をしばらく進み、豊岡のホテルに22時前に到着。

翌日の小松のホテルがなかなか取れなかったが、洗濯乾燥待ちの間に検索すると空きがあったので予約できて一安心。

4日目 豊岡-小松(340km)

ホテルを5時前に出発し、まずは通過チェックの城崎温泉駅へ。

折り返して少し戻って橋を渡り、峠を越えると京都府に。

ここからは丹後半島を回るルートで、ついに日本海側に出た。

細かいアップダウンを繰り返して経ヶ岬を越え、通過チェックの伊根の船乗り場の看板に到着。

ここから宮津市街まで南下する時は、強めの南西の風(向かい風)。

宮津市街を抜けて東に進路を取るときには追い風になってくれるだろう、と思っていたのだが、ちょうどそのタイミングで風向きが北東に変わってずっと向かい風。

宮津市のマクドナルドに入って補給したのだが、11時前だというのにオペレーションが全く回っておらず、レジに店員さんが来るまで列の先頭で5分以上待たされた。

舞鶴を抜けてついに北陸地方、福井県に入る。

小浜市街地から国道27号を逸れて敦賀市まで行き、敦賀のフェリーターミナルを過ぎたところで国道8号に入る。

国道8号を少しだけ進むとしおかぜラインに入る。

風は向かい風だったが、日が傾くとともにだんだんと弱まってきた。

19時前に通過チェックのコンビニに到着する頃にはほぼ無風に。

それまでの向かい風に比べれば格段に走りやすくなり、暗くなった越前海岸沿いを快走。

あわらの温泉街を抜けて北陸2県目の石川県に。

小松空港の先で、ルートから少し外れ、予約していた宿の小松グリーンホテルに23時前に到着。

5日目 小松-新潟(335km)

この日は天気予報で待ちに待った追い風の予報。

5時30分にホテルを出発し、多少信号に引っかかりながらも交通量が多くなる前に金沢市街地を通過。

富山県との間は内山峠を通るルートで、スノーシェッドの中で富山県入り。

富山市街地に向かって走っていると、後ろから声をかけられた。

富山に帰省しているR東京のスタッフさんで、PCまで同行して、また記念撮影してもらった。

ハーフ(1350km)の通過タイムは99時間45分とかなり上出来。

この日も天気が良く、富山平野からは立山連峰もよく見えた。

入善では田んぼの中を突っ切る農道を快走してから国道8号に合流し、ついに新潟県へ。

日が昇るに従い追い風も強くなり、快調に飛ばす。

道の駅越後市振の関隣のヤマザキショップでは笹団子が売っていたので、補給食として購入。

難所と言われる親不知も勢いで突破。

天険トンネルは自転車通行不可なので遊歩道に。

その後、国道8号は工事中で交互通行の箇所があったり、道の駅の前後で渋滞していたりしたものの、強烈な追い風によりどんどん進む。

鯉のぼりも写真の通り、進行方向に向かって流れている。

直江津で一旦休憩を挟みつつ、引き続き快走し、寺泊付近で日が沈み始めた。

寺泊以降は真っ暗な国道402号を進み、新潟の市街地へ。

ホテル直前で29日スタートの参加者と遭遇し、少しだけ同行してから21時過ぎ、予定より2時間近く早くホテルに到着。

この頃から左手の握力が入らなくなってきていて、袋を破ったり、ヘルメットのヒモを外したり、という動作に支障が出るように。

また連日の好天のため、唇の日焼けダメージが酷く食べるときに口を開けられなくなったなど、ウルトラディスタンスの洗礼を浴びていた。

6日目 新潟-能代(320km)

4時半にスタート。

まずは近くのコンビニでリップクリームを購入して、唇のダメージケア。

その後、いつものブルベでは海岸沿いの国道113号を通ることが多いのだが、内陸よりの県道3号を使って村上方面へ。

瀬波温泉の温泉街を抜けて笹川流れへ。

国道7号に合流した勝木にあるコンビニでは地元の自転車乗りと少し会話。

鼠ヶ関で北陸地方から東北地方、山形県に入る。

前日ほどではないもののこの日も追い風基調なので快調に・・・と行きたいところだったが、この日は非常に暑く、ヘバってしまったのでこまめに休憩を入れながら走行。

庄内空港の滑走路の下をくぐり、酒田の市街地を抜けて秋田県へ。

この付近ではずっと鳥海山がきれいに見えていた。

にかほ、由利本荘と抜け、下浜からはR7バイパスを通って秋田市街地の近くまで。

市街地を少し迂回してパスしたのち、再び国道7号に合流して北上。

八郎潟駅付近から八郎潟に入る。

長い直線道路に少しうんざりしつつも通過チェックのコンビニに向かって走る。

途中、大潟富士の横を通るので記念撮影。

淡々と走って通過チェックに到着。

昼間は暑かったが、夜になるとかなり冷え込んできたため、コンビニを出るときにはレインウェアも装備。

能代のホテルルートインに20時に到着。

ホテルのレストランではカロリーを優先して補給した。

7日目 能代-八雲(235km)

青森-函館のフェリーは14時台に2本あるので、これを狙って5時にスタート。

青森までは160kmなので、平均20km/hで8時間、トラブル等の余裕を1時間見ても間に合う計算。

五能線沿いの道を走って本州最後の青森県に入る。

千畳敷海岸

岩木山

この日も急激に気温が上昇してきて、電光掲示板の温度は28℃だったが、体感温度は30℃以上で、完全に夏ウェアに着替えた。

ほぼ予定通り13時前に青森のPCに到着。

フェリー乗り場に行って、乗船券購入時にダメ元で個室があるかどうか聞いた所、一番上のスイートに空きが出たとのことなので、迷わず購入。

他の参加者も何名か同じ便に乗船するため、駄弁りながら乗船を待つ。

トレーラーの次に案内されて乗船。

乗船してチケットを船員さんに見せると、個室のルームキーを手渡された。

入ってみるとほとんどホテルで、非常にリラックスできた。

乗船中に北海道での宿の予約を押さえ、この日は函館から80km弱の八雲まで、翌日は岩見沢まで走ることにした。

18時に函館港に到着し、ついに北海道に上陸。

函館港から通過チェックのコンビニまで他の参加者と一緒に。

各々リスタートしてしばらくしたところ、左折レーンのある交差点で振り返って後ろの自動車を確認したときにリム打ちパンクをしてしまう。

最初、携帯ポンプがうまく動作せず空気が入らないため絶望しかけていたが、色々やっているうちに空気が入るようになり、無事予備チューブを使って復旧。

日が落ちてからの北海道の冷え込みは相当で、大沼を越えての下りでは、レインウェアを着ていたのに凍えながら走った。

22時半に八雲のビジネスホテルに到着。

8日目 八雲-岩見沢(245km)

予報ではこの日は曇りがちで夕方から雨、ほとんど日中も気温が上がらない予想だったので、夏用ではなく秋冬用のジャージを着て6時に出発。

出発してしばらくは濃霧の中をずっと走行。

長万部を越えて静狩までは平地だが、そこから洞爺まではアップダウンがあり、標高を上げると霧が晴れて日差しで暑く、下げると日差しがなく寒い、という状況。

室蘭でサイクルショップを見つけたので、予備チューブを購入。これでパッチ修理で対応できないパンクがもう一度起きても大丈夫なので一安心。

店主はとても感じの良い人だった。

東室蘭の通過チェックのコンビニに到着し、補給。

ただ、トイレがなかなか開かず、またそこまで喫緊でもなかったので、トイレはスルーして出発。

室蘭から苫小牧までは久しぶりに向かい風にただ耐える区間。

ちょうどトイレに行きたくなったのでコンビニに入ったのだが、またしてもトイレが開かず、諦めて再出発し、2件目のコンビニでようやく用を足せた。

苫小牧市街地を走っている間に、風向きは東〜南東〜南〜南西と変わり、苫小牧から恵庭、恵庭から岩見沢の区間では追い風に乗って快走できた。

もしかしたら雨が降り始める前にホテルに辿り着けるかもと思ったが、残念ながら10分ほど間に合わず、19時過ぎに岩見沢のホテルに到着。

コンビニが少し遠かったが、最終日に向けてたっぷりと補給。

9日目 岩見沢-宗谷岬(310km)

いよいよ最終日、宗谷岬までの310kmに向け、雨が降り止んだ3時にスタート。

路面は濡れているが雨は降っておらず、昨日から引き続き南西の風に乗って順調に進む。

最後の通過チェック、新十津川駅跡は駅名標が撤去されていた。そのため付近の別のランドマークの写真でも良くなった。

雨が降り始めたため、今回の2700kmで初めて全身レインウェア装備に身を包んで走る。

ただ、風向きが西向きに変わっており、北竜から留萌の間では冷たい雨と強烈な向かい風(下りなのに15km/hも出ない)にひたすら耐えた。

留萌からはしばらく強烈な横風を受けつつ北海道らしいオロロンラインの風景を見ながら北上。

雨、風ともに強烈だったが、だんだんと雨が弱まってきて、苫前付近ではついに雨が止んだ。

ただ、引き続き非常に寒いので、レインウェアを着込んだまま北上。

すると、風向きも南向きに変わってきて、再び追い風に乗って北海道の原野を駆け抜ける。

羽幌と天塩で休憩しつつ幌延で国道40号に入る。

80kmほどの間で追い風だったが、風はだんだんと西向きに。

稚内市に入ってしばらくのところでミルクロードに入って稚内空港の脇から国道238号に入り、宗谷岬まで20kmを追い風を受けながらラストスパート。

17時47分、ついに宗谷岬に到着。

最北端のモニュメントでも記念撮影。

ゴール後

ゴールのツイートをしてから、稚内市街地方面へ折返し。

強烈な向かい風となる上、ゴールしたことで少し気が緩みがちになってしまうので、夕日と利尻富士を見ながらゆっくりと慎重にホテルまでの30kmを走行した。