2019年10月11日 BRM1011 四国一周1000km

今シーズン最長の1000kmに挑戦。 四国の東西南北の先端部をめぐる1000km。 台風が四国を直撃しないことを祈りつつ参加。

区間 地点 距離(km) クローズ時刻(参考) 到着時刻
スタート 愛媛県新居浜市 黒島海浜公園 0.0 - 10/11 18:00
PC1 ファミリーマート さぬき津田店 126.0 (10/12 02:24) 10/11 23:57
PC2 ローソン 那賀町和食郷店 262.7 (10/12 11:32) 10/12 07:25
PC3 ファミリーマート 土佐市宇佐店 414.3 (10/12 21:36) 10/12 16:52
PC4 ファミリーマート サンリバー四万十店 520.0 (10/13 04:40) 10/12 22:46
PC5 ファミリーマート 愛南町南レク前店 648.2 (10/13 14:12) 10/13 12:10
PC6 ローソン 八幡浜新町銀座店 723.5 (10/13 20:51) 10/13 17:12
PC7 ファミリーマート 内子店 874.2 (10/14 09:59) 10/14 05:49
PC8 ローソン 西条丹原町店 973.8 (10/14 18:44) 10/14 15:16
フィニッシュ ファミリーマート 新居浜川東店 1005.7 (10/14 21:00) 10/14 17:18

スタート前

完走のために万全を期すため、前に2日間、後に1日の有給休暇を取得。

10月10日は新幹線と特急を乗り継いで新居浜の東横インに宿泊。

10月11日はスタートの18時まで時間があまるので、東横インをギリギリの10時まで粘ってチェックアウトし、 午前中はあかがねミュージアムで観光。

昼はイオンに行って食事を取り、ちょうど良い映画でもあればそれを見て暇をつぶすつもりだったが、あまり良い映画もなかったので、ちょっと移動してカラオケへ。 できれば少し仮眠を取りたかったが、まったく疲労していないためほとんど眠れず。

16時30分にカラオケを出てスタートへ。

17時過ぎにスタート地点に到着。

しばらく待っていると段々と参加者が集まってきた。

北海道で一緒に走行した方とも再会。

ブリーフィングで、PCはすべて通過チェック扱いとなり、クローズ時刻に関係なく、とにかく75時間後にゴールさえすれば良いことに。

台風が迫る中、29人のエントリー中、頭のおかしい16人が出走。

スタート - PC1

車検を終えていざ出発、というところで、Garmin Edge 830の電源が落ちていることに気づく。

電源を入れてもう一度作成してきたコースを読ませると、突如再起動!

何度やっても直らないので、2台のスマホの片方でキューシートを、もう片方でルートを表示させた地図を表示させ、信号停車中に確認しながら進むことに。

スタート後は北東方向へ。

スタート後は風もあまり無い状態で、淡々と。

途中60km地点でコンビニ休憩し、まずは四国最北端の竹居観音岬へ。

その後ちょっと走ってPC1へ。

PC1 - PC2

PC1スタート直後に、高松在住だという女性が追いついてきて、「仲間が応援に来ているのでちょっと話してきます。すぐ追いつきます!!」と言って仲間の待つコンビニへ去っていった。

ただ、この女性はしばらく後にDNFしたらしく、追いつくことはなかった・・・。

そこからしばらく瀬戸内海沿いの道。 北東の風だったので、徳島県に入るまでは強烈な向かい風。

途中AR四国のジャージを着た、珍しく私よりも若い参加者に追いついた。「ローテーションしながら風をしのぎましょう」と誘われ、しばらくローテーション。

ただ、台風の風は巻いていたので、後ろについてもあまり風よけにならず、私が先行してしばらくして後ろを振り返ってみたら千切れていた。申し訳ない。 この方ものちにDNFしたらしい・・・。

鳴門市から徳島市街、阿南市までは台風の猛烈な追い風によるボーナス区間。

時速45km出ているのに後ろから風に押される。

倉敷からの参加者の方と楽しく談笑しながら最東端への曲がり道へ。 この時はまだ台風の恐ろしさを体験しておらず、余裕綽々だったのだが・・・。

国道55号から蒲生田岬への道へ入ってしばらく走ると、強烈な雨と風が襲ってきた。

先端部に行くほど雨も風も強くなり、自転車ごと吹き飛ばされそうなほど。

それでも何とか最東端へたどり着き、フォトチェック用の写真を撮影。

念の為スマホ2台で撮影しておいたのが奏功し、1台は画像ファイルが壊れていた。

その後、少し戻ったところにあるトンネルで休憩兼雨宿り。

一息入れると空も少し明るくなってきて、路面が見やすくなって走りやすくなってきた。

無補給区間が続いたので、見えた最初のコンビニで小休止し、再度出発してPC2へ。

PC2 - PC3

夜通し走ってきたので、どこかで仮眠を取りたいところだが、PC2以降しばらくコンビニなしの四ツ足峠区間。 風は少し弱まったものの、それでも強風であることに違いはなく、雨も降り続いていた。

当初は道の駅もみじ川温泉で仮眠を取ろうかと思っていたが、PC2からの距離が思った以上に近く、着いたときにはあまり眠くなかったのでパスした。

その後、斜度は大したこと無いものの、延々と国道193号、195号を登る。

ちょっと眠気が差してきたところに、ちょうど屋根付きのバス停を見つけたので入り込む。

ちょっと仮眠を・・・と思っていると、強風が吹き込んできて雨が中まで入り、顔に雨粒が当たって起こされた。

結局あまり眠れなかったものの、40分ほど休憩して四ツ足峠への登りを再開。

台風一過の山間部は、道路に枝や小石が散乱していた。登りはスピードが遅いのでまだ良いのだが、下りでは怖くてスピードが出せない。

四ツ足峠トンネルを抜けて高知県へ入ると雨もほとんど止んだ。

淡々と桂浜まで下り、そのまま海岸沿いを西へ行ってPC3へ。

私が到着すると、ちょうど4名の参加者と居合わせた。

PC3 - PC4

4名の参加者は休憩の終わりがけだったので、私よりも先にPC3出発し、私はあとから1人で出発。

5%の斜度が延々とつづく七子峠を登りきってしばらくしたところにあるコンビニで先行4名に追いつき、そこからは合流させていただいた。

1kmごとに先頭を交代しながら、追い風・下り基調ということもあり、かなり速いペースでPC4まで進んだ。

私はPC4すぐ近くのホテルクラウンヒルズ中村に予約を取っており、他の参加者のうち1人は同じくPC4すぐ隣のホテルサンリバー四万十に予約済み。

残りの3人は宿を決めていないとのことだったが、台風でキャンセルが多く出ているはずなので泊まれるだろう、ということでサンリバー四万十へ行った。

PC4 - PC5

23時にホテル到着し、シャワーを浴びて洗濯。 台風で防水スタッフバッグの中にまで浸水し、着替え一式がずぶ濡れになる誤算はあったが、まるごと乾燥機へ。

乾燥が終わったら洗濯物を取り出して就寝。

コンビニで朝食を調達して5時過ぎに出発。

ちょうどサンリバー四万十に宿泊した、北海道でもご一緒した方と同じタイミングだったので、揃って出発。

足摺岬への途中でご来光。良いタイミングだった。

30kmほど走って足摺岬へ。最南端の碑のすぐ裏にはねこ2匹。

この日は台風一過の雲ひとつ無い晴天。

土佐清水市では、当てにしていたコンビニが閉店していたので、モーニングをやっている喫茶店にて食事。

その後、道の駅大月でもう一人の参加者と合流し、3人で走行。

宿毛市を過ぎて愛媛県に入ったところでPC5到着。

PC5 - PC6

相変わらず3人で淡々とアップダウンを繰り返す愛媛県南西部をトコトコ走る。

途中、想像以上に昼ゴハンを食べることができるお店が見つからず、昼食難民になりそうだったが、地元の人に尋ねつつ、うどん屋(カツ丼?)へ。

その後もゆっくり走って八幡浜のPC6に到着。

PC6 - PC7

PC6のすぐそばにある道の駅 八幡浜みなっとで夕食。

その後、3人で黒湯温泉みなと湯で入浴。

ラグビーの日本対スコットランドで待合室が盛り上がる中、3人で仮眠(他の2人がすぐ眠りについたものの、私はなかなか寝付けず)。

さっぱりした後、佐田岬半島往復スタート。

メロディーラインではなく、海沿いの集落を結びながら行く旧道を走る。

台風は遠ざかったとは言え、相変わらずの強い横風と、距離は短いながらかなりの斜度があるアップダウン。 周囲に誰もいない中、3人で会話しながら走り、佐田岬の先端へ。

復路は途中までメロディーラインを通る。

道の駅伊方きらら館で途中小休止。

道の駅伊方きらら館から北側へ下りて、伊方原発のすぐ近くを通る道へ。

真夜中に細くてアップダウンを繰り返す道をひたすら走り、国道378号へ合流。

途中、仮眠休憩していたもう一人の参加者を吸収し、4人で長浜方面へ。

この区間、疲れてきていた私に対し、他の参加者の方は余裕がまだまだあったようで、快走路のため上がるペースについていくのがやっと。

長浜からは内陸に入って大洲・内子方面へ。

他の人の会話に混ざる余裕もないほど追い込まれながら、明るくなってきた頃にPC7到着。

PC7 - PC8

PC7のあと、数100m引き返して、予約してあったホテルAZ内子店に、午前6時15分にチェックイン。 もう1人の参加者もこのホテルに宿泊し、残りの2人はそのままゴールへ。

シャワーを浴びて洗濯して就寝。

チェックアウト時間の10時まで寝ててもゴールは間に合う計算だったが、8時30分に目が覚めてしまい、無料の朝食をたらふく食べて9時に出発。

まずは580m程度の国道379号、380号の峠を越え、国道33号に入ったところにある道の駅みかわで昼食休憩していたら、 もう1人のホテル宿泊者の方が追いついてきたので、一緒に昼食後に出発。

また、出発しようとしたところ、さらにもう1名、女性の参加者が追いついてきたが、登りが特に速い方ですぐに追いつかれることになるそうなので、先に出発。

標高600m付近までは斜度はあまりきつくない道がつづき、その後が一気に斜度が上がった。

私のゆったりゆったりペースに合わせてもらい、ついに黒森峠頂上へ到着。

黒森峠から少し下ったところに、最後のフォトチェックがあるので停止。

ここでもう1人の参加者が休憩していたところに居合わせた。

フォトチェックは我々のほうが先に出発し、しばらくダウンヒル。

ダウンヒル途中、脇のバス停でさらにもう1人、参加者が休憩していたのを追い抜いた。

「もしかして現在走行中の人全員では?」と思いながら最後のPCへ。

PC8 - Finish

PC8でしばらく待っていると、フォトチェックであった人、ダウンヒルに休憩していた人、最後に道の駅みかわで会った女性の3名が合流し、合計5名に。

ここで残った人数を数えてみると・・・

  • 出走 : 16人
  • 圧倒的速さで1回も会わずゴールした人 : 1人
  • 我々より先に行っているはずでそろそろゴールしている人 : 3人(うち2人は今朝のPC7まで一緒に走行、1人はPC4まで同行した方)
  • DNF : 7人

ということで、今ここにいる5人が最終ゴール組であることが判明。

なぜかGarminが死んでルートが記憶だよりの私が先導することになり、27km/hののんびりペースで安全に最後のゴールまで。

ゴールのコンビニから、結局スタート地点の黒島海浜公園までゴール受付に行く必要があり、5人揃って黒島海浜公園へ。

スタッフにレシートとフォトチェックの確認をしてもらって終了! 認定時間は71時間18分。

600kmとは段違いの達成感のため、今までメダルは一度も申請していなかったのだが、今回は申請した。

膝に関しては450km地点から痛み始めたものが、少しガニ股になってペダリングすることで痛くなくなるということが分かり、ゴール地点ではむしろ回復していた。

長距離を走る上で課題だった膝の痛みを克服したので、次は尻の皮膚の擦れがネックになりそうだが、これも参加者に教えてもらった対処法を試し、次は1200kmに挑戦してみたい。