2025年11月03日 南アルプスサイクルアドベンチャー ロングライド120
普段一般車は通行できない南アルプス林道と南アルプス公園線を特別に開放して走行できるイベント、南サイクルサイクルアドベンチャーロングライド(長い)に参加してきた。
年初からの膝と9月にヒビが入った肋骨がまだ万全とは言えなかったので、ひたすらエンジョイすることを目標に走ってきた。
ディスクブレーキ車の輪行に自信がなかったので、今回は自動車をレンタルして東京から山梨まで移動。
前日のうちに受付は完了。
宿泊したホテルの駐車場に夕方まで自動車を置かせていただける許可はもらっていて、当初はホテルの駐車場からは自転車で行く予定だったのだが、 当日朝が思ったより寒かったので、自動車で会場まで移動して温かい車内で待機することに変更。
6時前に到着して係員さんの案内に従って駐車して自転車を準備。
6時20分くらいに外に出てスタート地点へ。見知った人たちを見かけたのでそちらに合流。
ウェーブスタートでグループが別れてしまったが、最初のエイドステーションで合流。
山梨らしい、フルーツを使ったお菓子などが振る舞われていたので、美味しく頂いた。
次のエイドまでの間にあるのが見どころの一つ、ループ橋。
このころは天気も良いので、あとで酷い目に遭うとはまったく思いもよらず。
2つ目のエイドステーションは、広河原行のバスの乗車口にもなっている芦安。
このエイドステーションでは名物に加え、inゼリーも配っていたので念の為もらっておいてポケットに。
ここからが本格的な登り。
おしゃべりしながら登っていたが、やはり今年は自転車に乗っている距離が短すぎていてまったく登れないので、一番傾斜がひどいところではおとなしく押し歩き。
登るにつれて木々の紅葉がきれいに色づく一方、空を見ると白い雲が近づいてきた。
夜叉神からは一般車通行止めで、今回のイベントのハイライト。
夜叉神トンネルを通過して、外を見ると・・・真っ白!
とはいえ、靄が晴れて視界が通る場面では見事な紅葉が。
と思っていたら、夜叉神ではポツポツの雨だったのがだんだんみぞれ混じりになり、ついには完全に雪に。
天気予報ではまったく雨が降らない予報だったので普通の防寒ベストだけでレインに対応したウェアは持ってきていなかったのだが、幸い染み込んでくるほどの降水量ではなかった。
衰えた握力でもブレーキングに不安がないので、「ディスクブレーキ最高!」と叫びながら進んで、広河原のエイドステーションに到着。
ピザは1人2枚までだったが、寒いところに暖かいピザは助かった。
その後もガイドに従って下り基調の道を進む。
ガイドの人のスピードコントロールスキルが素晴らしく、安全かつ快適なペースで下れた。
奈良田のエイドステーションではきのこ汁を振る舞っていただき、下りで体が冷えたところに染みた。
さらに少し下るとヘルシー美里のエイドステーション。 元は早川北中学校ということで、とてもスペースが広く、開放感があって良かった。
ここまで下ると、さっきまでの雪が嘘のように空は晴れていた。
ここでも温かい汁物をいただけてありがたかった。
談笑するランドヌール一行。
さらに下って早川町役場のエイドステーション。
そろそろタンパク質も欲する頃に、お肉が振る舞われる、という完璧なエイドプラン。
肉の他に紅梅焼きというお菓子も頂いたのだが、これが適度な酸味があって今回一番のお気に入りになった。
下り区間は終わって、ここからは平坦とたまに登りが混じるコース。
最後に激坂を登ってゆるキャン△のモデルにもなった本栖高校のエイドステーションに到着。
距離を乗れていないのでだんだんと他のランドヌールたちに着いていくのがしんどくなってきて、登りで一回ちぎれたがなんとか下りで追いついて最後のエイドステーションに到着。
このエイドステーションでもあんびんというお菓子をいただく。今回のイベントはとにかく食べまくった。
最後の10km、やはり登りでちぎられたあと頑張ったが最後の強烈な向かい風で追いつけず、1分ほど遅れてなんとかゴール。
ゴール後に記念撮影するためのスポット(1箇所だけだと混雑するので、旗だけでもいいので何箇所か)があったらもっと良かったかも、とは思ったが、
- 雨天中止のイベントなのに雪に遭う、というレアな経験ができた
- 紅葉の時期と完璧にマッチしていて景色が良い
- 名産品でかつライド中に補給として欲しくなるもの、としてとても良く考えられたものが各エイドで出てくる
という、とても満足度の高いイベントだった。